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ウォッチメン/愛を読むひと/グラン・トリノ

昨日は『ウォッチメン』を観てきました。
もー、私こういうハリウッド映画は本当に…NGです。
日本でも3月28日から公開されてますが、こっちでは昨日で最後でした。

とにかくアメリカン・コミックベースの作品が苦手なんだと思います。
知識ないと楽しめないし、全然面白くない。
ロールシャッハのキャラクターだけ良かった、と思うくらいかな。
3時間、疲れていたこともあってとっても長く感じました。
でも、好みの問題なので映画の出来がどうこういうつもりは全くナシ。
別の観点から観たらもっといいんでしょうけどね。

で、先週はケイト・ウィンスレットがオスカーをとった『愛を読むひと』を。
しかし、原題は"The Reader"でいいのに、
メキシコでのスペイン語タイトルは"Una pasión secreta"(秘密の情熱)ですよ。
どんなポルノ映画ですか。しかも最初の方はまあそんな感じですが。
El lectorでいいのに。たぶんスペインでは

ケイト・ウィンスレットは、実はなんか下卑た雰囲気を感じてどうも好きになれないのです。で、連れにじゃあ代わりに誰だったら良かったか、と聞かれて、ニコール・キッドマンでも良かったんじゃないか、と適当に頭に浮かんだ女優の名を答えたのですが、後で調べたら当初はニコール・キッドマンだったけど妊娠で降板したんですってね。なるほど。イメージ的にはやっぱりあってたんだ。

でも、ケイト・ウィンスレットのあの肉感的な感じがなかったら、映画は全然違うものになってたでしょう。彼女ナシには考えられない映画、といわれるのもわかります。

あと日本で『GIRLS★GIRLS』(原題はMädchen, Mädchen) として公開されたドイツ映画に出てたKaroline Herfurthが出てて、あ! あのコだ! とすぐ思い出せたのが印象的でした。『GIRLS★GIRLS』なんて全然有名でも、そんなにいい映画でもないし、2001年だからもう7,8年前に1度見ただけの女優さんなのになんかインパクトがあったのですね。顔と演技に。ケイト・モスみたいな顔。

で、『愛を読むひと』なかなか良かったです。

ベストセラー『朗読者』を、『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』などのスティーヴン・ダルドリー監督が映画化。映像も美しく、構成も巧み。全て英語なことにのみ違和感があるけれど、まあそれはしょうがないでしょう。第二次世界大戦後の戦争の傷跡がなまなましく残る西ドイツを舞台に、ホロコースト裁判とそこで交差する男女の人生を描いた物語。時代に翻弄される人の愚かさが、せつなく浮かびあがる映画です。

泣きましたしね。ぼろぼろ。
ストーリーに感情移入してしまった。

解説に年齢差のある男女の情熱の恋、とか、全てを捨ててでも隠したかった秘密、とかありますが、そういう安っぽさではない、と。

性、とか、恥、とか罪、とか、年齢、時間とか、様々なボーダーラインが異なることからの哀しくせつないすれ違い。

誰と誰の人生が偶然に重なったり交差するかは誰にも予測できない。いつの、誰との思い出や出会いが掘り起こされてまた重なるかもわからない。そしてそれが誰にどんな影響を及ぼすかも。

女性側からの視点はあるようでない。あくまでも視線は男性からと観客から。でも彼女の感情の動きは波打って伝わる。

愛、かどうかはわからない。でも離れられない、強い強い引力。

しかし、こういう小説ベースの映画ではよく感じるのですが、ひとの人生を銀幕で2時間前後で見せるのはとても難しい。ある視点と基準で人生が切り取られ、編集されることの面白さとせつなさも強く感じました。結婚したなら妻だって重要なはずなのに一切出てはこないし。重要ではないからなんですが、重要ではない、と誰かが誰かの人生から切り取られることってせつない。

自分で自分の人生を2時間にまとめるとしたら、どこをクローズアップして、どこを切り取るんだろう。あるいは他人がするとしたら。誰が脇役として登場し、誰が切り取られるんだろう、と。

日本では6月19日公開です。

『グラン・トリノ』もその前に観ましたが、まあこっちもなかなか良かったなあ…。粗も目立つけど、いい映画。こういうハリウッド映画なら見たいもんです。こっちは日本では4月25日より。
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テーマ : アカデミー賞/映画賞関連
ジャンル : 映画

イレーネ・アスエラ/Irene Azuela

ホアキン・コシオに続いて…すごい女優に遭遇しちゃいました!!!

今回は、思い切って話して連絡先までもらっちゃいました。
ホアキン・コシオも話しかけてみればよかった!!

さて、そのすごい大物女優とは…

イレーネ・アスエラ/Irene Azuela

29歳でまだ若手だけどテレビや劇場でも活躍中で、映画ではメキシコ版アカデミー賞の主演女優賞を去年と今年続けて受賞。 特に映画界では注目度の高い女優です。

日本で観れる彼女の作品といえば、以前にEl bufalo de la nocheが『夜のバッファロー』として
ラテンアメリカ映画祭で上映されたくらいですが。 しかも私DVD持ってるけどまだ観てないし(駄作だといわれているので…)。

絶対きますよーこのコ。 思ってたより若くないし、格別美人でもスタイル抜群でもないですが、すっごい魅力的です。 英語もいけるんだから、ハリウッドでの活躍も遠くないかも。

いわゆる美人女優として有名、ではないのです。もっとカルチャーよりのコ、なので、観たからってみんながキャーキャーいうわけではない。でもだからこそ好感度高いです。

すっごい興奮したけどこの興奮をわかちあってくれる人は…あんまいないかも。。。っていうのが残念です。周りでもこの子の名前を知ってるコはそんなにいないし。

いやーとにかく何かアクション起こしたいですけど、日本の雑誌とかに紹介できればいいのにな…。私が売り込みたいくらいですが。顔自体も日本人ウケすると思います。

以前にもね、コンデサでうちの前を歩いているところを見かけたんですよ。まあ話しかけるってアイディアも浮かばなかったですが。そのときと同じように白いタンクトップでコンバースはいてました。

今日は同じくコンデサにある取材先のレストランで見かけて…。サングラスかけてて自信なかったけど、何度も見るうち彼女だ、ってほぼ確信。連れの彼氏らしき人に勇気出して話しかけてみました。「彼女女優さんですよね…?」って。でちょっと話すうちに、紹介するよって言ってくれたので。彼女達は、最初私が彼に話があるって思ったみたいなんですけど。私は自分の雑誌見せて、名刺も渡して話して…。いつか日本のメディアにも紹介したいですって言ったらすごく喜んでくれて、いつでも取材に応じてくれるっていって、彼女からメアドくれました! あと、私がやってる雑誌も読みたいって言ってくれたのでその場でプレゼント。なんか唯のミーハーみたいですが。しかしいい感じのコだったなー。何とかまたコンタクトが取れるように頑張りたいっす。

1979年ロンドン生まれ。テレビアステカのCentro de Formación Actoralで演技の勉強を始め、London Academy of Music and Dramatic Artsの大学院やDesmond Jones School of Mime and Physical Theaterで舞台演技を勉強。テレビアステカのテレノベラ女優としてスタート。 La Gaviotaを始めとする 舞台でも活躍しました。その後、2007年に『El búfalo de la noche』でスクリーンデビュー。『Quemar las naves』で主演し、その演技が話題となって、2008年のアリエルで主演女優賞を受賞。XXII Napa Somona Wine Country Film Festivalでも主演女優賞を受賞。その後『Arráncame la vida』など話題作にも出演。『Bajo la sal』で再びアリエル主演女優賞を受賞。


『El búfalo de la noche』(2007).
『Quemar las naves』(2007).
Quemar las naves
『Es muy fácil』(2007).
『Amor, dolor y viceversa』(2008).
『Arráncame la vida』(2008).
『Bajo la sal』(2008).

去年から今年はジョン・マルコビッチが監督した「Good Canary」という舞台にディエゴ・ルナやダニエル・ヒメネス・カチョらと出て話題に。観にいけなかったですが、いい演技してたそうですよ。
そのときの写真はコチラ。
Irene Azuela

ちなみにテレノベラでの活動暦は以下。
Todo por amor (2000).
Lo que callamos las mujeres.
Amores querer con alevosía (2001).
La otra mitad del Sol (2005).
Sangre eterna (2008).

演技をまとめて観たい方は


Wiki
http://es.wikipedia.org/wiki/Irene_Azuela

IMDb
http://www.imdb.com/title/tt0044430/

テーマ : 俳優・女優
ジャンル : 映画

ホアキン・コシオ/Joaquín Cosío

昨日、コンデサ地区にある日本食レストランMUSUKOでJoaquín Cosíoを見ました! コンデサ・ローマ地区は本当にメキシコ有名人遭遇率が高い気がするのですが…。

遭遇記念で彼の略歴をざっと調べてみました。

ホアキン・コシオ/Joaquín Cosío
Joaquín Cosío

1962年 メキシコ・ナジャリ州生まれ。フアレス出身、と言っていたのですが、どうなんでしょ。近くに80年代に劇場役者として始めて、2002年から映画にも。テレノベラにも登場。名脇役といったところでしょうか。

現在までの出演作品は以下。
『Backyard/El traspatio』(2009) .... Peralta
『Rudo y Cursi』(2008) Padrastro de Tatto y Beto
『Quantum of Solace 007/慰めの報酬』(2008) .... General Medrano
『Arráncame la vida 』(2008) .... Juan
『El viaje de Teo』(2008) .... Manlio
『Violanchelo』(2008) .... Agente
『Segurança Nacional』(2007) .... Hector Gasca
『Hitgirl』(2007) .... Mr. Sanchez
『La pared』(2007) .... Miguel
『La verdadera pasión』(2007)
「Sexo y otros secretos」(2007) TV series .... Vicente (unknown episodes)
『La sangre iluminada』(2007) .... Isaías
『Efectos secundarios』(2006) .... Conductor
『Un mundo maravilloso』(2006) .... Vagabundo
「Los plateados」 (2005) TV series .... Kamal Bashur
『El otro José』(2005)
『La afición somos todos』(2004) .... Apostador
『Hugoool』 (2004) .... El Comandante
『Matando Cabos』(2004) .... Ruben "Mascarita"
『Sin ton ni Sonia 』(2003) .... Coronel Astorga
『Una de dos』(2002) .... Tío Luis

最近の話題作にもは続けて、というか年間かなりの本数に出ていますね。
観てないのでなんともいえませんが、『Matando Cabos』 の役が当たったようで、アリエル賞にもノミネートされてます。『Quantum of Solace 007/慰めの報酬』でハリウッドに。それ以外で日本で公開になった作品は無さそうなのが残念ですが。

『Backyard/El traspatio』『Rudo y Cursi』『Arráncame la vida 』のみ観てるのですが、いい俳優さんだと思います。

IMDB
http://www.imdb.com/name/nm1370408/
WIKI
http://es.wikipedia.org/wiki/Joaqu%C3%ADn_Cos%C3%ADo

ここでのインタビューと写真がいい感じです。
http://www.premiere.com.mx/node/1108

テーマ : 俳優・女優
ジャンル : 映画

ボーダータウン 報道されない殺人者

Bordertown/Ciudad del silencio/ボーダータウン 報道されない殺人者 [原題/西題/邦題]
Bordertown

[基本データ]
■解説:グレゴリー・ナヴァ監督・脚本による、シウダー・フアレスでの未解決連続女性殺害事件をベースにした社会派サスペンス映画。ジェニファー・ロペス、アントニオ・バンデラスなど豪華なラテン系俳優の出演が話題に。

■あらすじ:
ジェニファー・ロペス演じるシカゴの新聞社で働くメキシコ系(メキシコ移民の娘、しかしスペイン語は片言程度)記者ローレンが、メキシコとの国境の町シウダー・フアレスで今も増え続ける女性殺害事件報道のため、取材に向かう。新聞記者の友人ディアス(アントニオ・バンデラス)の新聞社を訪ね、共に真実を報道しようとするが、汚職にまみれた警察や政治家の権力に直面する。

■監督:グレゴリー・ナヴァ/Gregory Nava
■脚本:グレゴリー・ナヴァ/Gregory Nava
■出演:ジェニファー・ロペス/Jennifer Lopez(Lauren Adrian)、アントニオ・バンデラス/Antonio Banderas(Alfonso Diaz)、マヤ・サパタ/Maya Zapata(Eva Jimenez)、ケイト・デル・カスティージョ/Kate del Castillo(Elena Diaz)、フアン・ディエゴ・ポット/Juan Diego Botto(Marco Antonio Salamanca)、Juanes
■上映時間:112分
■ジャンル:サスペンス・スリラー
■製作国/地域:アメリカ合衆国/メキシコ・シウダー・フアレス
■公開年度/メキシコ公開年度/日本公開年度:2007年2月15日/2008年5月16日/2008年10月7日
■オフィシャル・サイト
http://www.bordertown.jp/(日本語)
公式サイトのスペイン語関連表記がひどいですね。チウアウア州って…。チワワ州です。また、エル・ソロ社とあるのですが、実際はエル・ソル社。ソルは太陽ですが、ソロは狐か一人/孤独の意。ひどいミスです。ほかにもマヤ・ザパタ→マヤ・サパタとかカルロス・フェンテス→カルロス・フエンテスなど…。皆これをコピーしてレビューを書くのでどんどん間違ってます。

[DVD情報]
ボーダータウン 報道されない殺人者 [DVD]ボーダータウン 報道されない殺人者 [DVD]
(2009/04/24)
ジェニファー・ロペスアントニオ・バンデラス

商品詳細を見る

■日本DVD発売日: 2009年4月24日発売予定
■販売元:アミューズソフトエンタテインメント
■映像特典:監督インタビュー、予告編
■Amazon.co.jpで新品: ¥ 3,990 ¥ 2,925(税込)OFF: ¥ 1,065 (27%)

[REVIEW・CR遵スTICA]
■鑑賞日:2008年8月31日(DVD・メキシコ人と)
■勝手に評価:[★----]

【ラテンマップ】「ラテンな映画紹介」というでレビューを書かせていただきました。
http://www.lasrisas.com/mapalatino/index.html
http://www.u-nyo.com/search/area/14tokyo/latinmap/

その際の記事を転載

メキシコとアメリカの国境の町で
今も増え続ける悲惨な事実を元にした映画

ジェニファー・ロペス演じるメキシコ系アメリカ人新聞記者が、国境の町シウダー・フアレスで今も増え続ける女性殺害事件報道のため、シカゴから取材に向かう。15年で5000人以上といわれる被害者の多くは、対米輸出工場の劣悪な環境で搾取される貧困層出身の若い女性達で、メキシコの汚職まみれの警察の捜査放棄や政治家による情報隠蔽で明るみにされない強姦殺人ばかり。メキシコは誘拐件数世界1位ともいわれ、先日も、実業家の御曹子の誘拐・殺害事件に多数の警察が関与していたことが報道され、20万人規模の抗議デモがあった。報道されない殺人はフアレスに限ったことではない。ただ、少なくとも地球の反対側にある日本にとって、明るいラテンの裏側に潜む濁った事実の片鱗を知る機会にはなりえるはず。ほか出演はスペイン人俳優アントニオ・バンデラス、メキシコからもマヤ・サパタにケイト・デル・カスティージョと豪華。さらにフアネスも劇中でライブシーンを披露するなど話題づくりに一役かっている。

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映画自体にも問題の定義の仕方にも詰めの甘さが目立ち、良くも悪くもハリウッド。メキシコ系移民であるグレゴリー・ナヴァ監督がジェニファー・ロペスとタッグを組んだ、というのは美談とすると少々しらけるが、ただし、ほかにもアントニオ・バンデラスなど著名なハリウッド俳優を使い、フアネスまで登場させて、このフアレスの問題を多くの人に知らせる、という意味では大いに成功している。世の中の知られていない問題を広めることの困難さ、というテーマならば外れてはいないだろう。

しかし、日本から聞こえてくる、残酷すぎる、とかあんなもの観れない、という意見には少々びっくり。かなりオブラートに包んでると思うのですが。

ほかの人のレビューを読んでると、こんな残酷なことがありえるはずがない、リアリティーがない、なんてものも。現実はもっとひどいと思いますよ…。

確かに、10年で5000人近くが行方不明に、500人弱がレイプされた死体で発見されているなんてひどすぎる、と。しかもそれが報道されないなんてありえない、と。全く報道されないわけでも対応がないわけでもないのですが…、問題はこれだけではないことですからね。真昼間に飛行機を首都の中心部に落として民間人巻き添えにしながら大統領の右腕が殺されるような国ですよ。

組織的な犯罪によるものとか少人数の快楽犯ではなく、罪に問われないなら快楽を享受しようというベースがあるだけです。それが強姦殺人ってのもすごいですけどね。

日本にいるときはそういうことってやっぱり遠い国のこととしか思えなかったかも。でも単純に、ピストル強盗にあう、とか交通違反で取り締まる警察が3万円をもらって着服する、とかそういうできごとに日常あっているだけでも、いろんな常識がくつがえります。ただ、それで麻痺しちゃってるところもあって、日本での感想を読んだりみたりしていると、それをそのまま受け入れてはいけないことも。

スペイン語は登場率はまあまあ…です。不自然な切り替えはマヤ・サパタ演じる被害者が英語も話せすぎる、ということを除いてはそれほどないかも。

残りは多少ネタばれもあるので↓で。

続きを読む

テーマ : 映画★★★★★レビュー
ジャンル : 映画

第51回アリエル賞発表

いったん書きかけたけど消してしまったアリエル賞の記事ですが、メモ程度だけでも書くことにしました。

公式サイト
http://www.academiamexicanadecine.org.mx/

アリエル賞は、メキシコ版アカデミー賞。
今年は3月31日に開催されました。

すっかり忘れてたんですよねー。
来年はノミネート作品みながら
どれが受賞するかわくわく…なんてやってみたいけど、たぶん
やりません。

最多ノミネーションは11部門で7部門受賞した『Desierto adentro』。
『Rudo y Cursi』は8部門ノミネートされるも受賞なし。『Voy a explotar』もほ同じく。
『Lake Tahoe』 は7部門中4部門ですが作品賞に監督賞と評価高し。
メキシコ映画史上最も多額の予算をかけて大々的に宣伝された『Arráncame la vida』 は
美術や衣装などの部門のみで5部門ノミネート4部門受賞。

『Lake Tahoe』 はいい映画だと思いますけど、これが昨年度No.1ってほどか。。。と思いますが、確かにほかにないですからね。
『Rudo y Cursi』は話題も呼んだし、皆に愛された映画だと思いますが、映画の出来自体はたいしたことがない。カルロス・キュアロンは初監督品だったのにもかかわらず、その部門でも受賞できませんでした。ディエゴ・ルナの演技もいい、とはいえないですしね…。ああ残念。
『Arráncame la vida』はもう少し評価してやってもいい気もしますが、これもね、いろいろ足りない。
『Voy a explotar』と『Desierto adentro』はあんまり食指が動きませんが、一応チェックしておきたいです。
…ということはかなり不作の年だったってこと?

以下ノミネートと受賞作品です。★が受賞
部門/賞の名前訳が不適切だったらすみません。

■作品賞/Película
『Intimidades de Shakespeare y Víctor Hugo』
★『Lake Tahoe』
『Los herederos』
『Voy a explotar』

■監督賞/Dirección
Eugenio Polgovsky『Los herederos』
Gerardo Naranjo 『Voy a explotar』
★Fernando Elimbcke『Lake Tahoe』

■主演女優賞/Actriz
Adriana Hil 『Sólo quiero caminar』
María Deschamps『Voy a explotar』
★Irene Azuela『Bajo la sal』
Irene Azuelaは昨年の『Quemar las naves』に続いて二度目です。
いいんですかね、そんなことで・・・。たしかにいい女優さんですが。
『Sólo quiero caminar』はゴヤ賞もいろいろノミネートされてるし
見てみたい作品です。

■主演男優賞/Actor
Diego Luna 『Rudo y Cursi』
★Mario Zaragoza『Desierto adentro』
Juan Pablo Hernández『Voy a explotar』

■助演女優賞/Coactuación Femenina
Adriana Paz『Rudo y Cursi』
★Eileen Yáñez 『Desierto adentro』
Daniela Valentine 『Lake Tahoe』

■助演男優賞/Coactuación Masculina
Guillermo Francella『Rudo y Cursi』
Tenoch Huerta『Nesio』
★Héctor Herrera『Lake Tahoe』

■オリジナル脚本賞/Guión Original
Laura Santullo、Rodrigo Plá『Desierto adentro』
Gerardo Naranjo『Voy a explotar』
Fernando Elimbcke、Paula Markovitch『Lake Tahoe』


あとはすみません。割愛。

去年の第50回ノミネート、受賞作品で見てるのは以下の7作品。
『Los ladrones viejos』
『Luz silenciosa』
『Párpados azules』
『Quemar las naves』
『Cobrador, in god we trust』
『Partes usadas』
『La zona』

メキシコに着いたばかりだったから、それぞれがどれだけ話題になったかどうかもろくに知らないけどスターがそれほど出てないものばかりと考えると今年ほど派手じゃない。

でも『Partes usadas』以外はわりと全部よかった。どれももう一度ずつ見直してみたい。
抜きんでたものもそれほどないけど、地味なよさはあった。
気に入ったのは『Quemar las naves』。
『Párpados azules』も何度も観るとなかなかよさが伝わる。
どれもテンポは悪すぎるんですけど。

『La zona』だけがレベル高かったけど、スペインとの合作だし。あ、映画としての完成度やお金のかかり方なら『Cobrador, in god we trust』か。

うーん。今年度に期待します。

テーマ : アカデミー賞/映画賞関連
ジャンル : 映画

Bajo Juárez: La ciudad devorando a sus hijas

『Backyard/El traspatio』などシウダー・フアレスの女性殺害事件を扱った映画を観たら、これも観なくちゃいけないでしょ、とDVDを買っておいた作品をやっと観れました。

Bajo Juárez: La ciudad devorando a sus hijas [原題]

[基本データ]
■解説とあらすじ:
北米とメキシコの国境にあるシウダー・フアレスで何百人もの女性が性的暴力を受けて殺害されている事件を、娘を失った母、ベラクルスから出稼ぎに来たばかりの希望でいっぱいの娘、新聞記者などを通して、その哀しい実態を伝えている。
■監督:アレハンドラ・サンチェス/Alejandra Sánchez
■脚本:ホセ・アントニオ・コルデロ/José Antonio Cordero/アレハンドラ・サンチェス/Alejandra Sánchez
■製作:アレハンドラ・サンチェス/Alejandra Sánchez
■製作協力/バネッサ・バウチェ/Vanessa Bauche
■製作会社: Foprocine/ Instituto Mexicano de Cinematografía (IMCINE)/ Pepa Films/ Universidad Nacional Autónoma de México (UNAM)
■上映時間:96分
■ジャンル:ドキュメンタリー
■製作国/地域:メキシコ・シウダー・フアレス
■公開年度/日本公開年度:2006年3月10日/未定
■オフィシャル・サイト
http://www.bajojuarez.com/ (西語)
公式サイトでは、『Backyard/El traspatio』主演のアナ・デ・ラ・レゲラはじめセシリア・スアレスやバネッサ・バウチェら数々の有名俳優らがコメントを残したトレーラーが流れます。この問題を聞き飽きた、としないで、ぜひ目を向けてほしい、と。

[REVIEW・CRÍTICA]
■鑑賞日:2009年4月9日(DVD・メキシコ人と)
■勝手に評価:[★★★★★]

■監督のアレハンドラ・サンチェスはシウダー・フアレスのあるチワワ州出身で1973年生まれ。テレビ局で働きながらNI UNA MAS(2001)のドキュメンタリーで多数の賞を受賞。2003年にCUECを卒業し、この作品が初の監督作品。

■製作協力として『アモーレス・ペロス』でガエル・ガルシア・ベルナル演じるオクタビオの兄嫁役が印象的で、最近は社会派の活動が活発なバネッサ・バウチェが。

ドキュメンタリーとしては構成も内容も秀逸だと思います。ただし、ほかの2作品の映画のあとでよかったかも、とも思えました。ドキュメンタリーはより事実を正確に伝えるものとしてもっともいい手段ですが、やはりフィクションとしての映画の方が強い、のが普通です。しかしほかの2本の細部があまりにいい加減なので、この映画のよさが染みます。絶対にこの映画から、いい要素も盗んでいるはずなのにね、と。

隣で一緒に観てたメキシコ人が涙を流しながらも画面から目をそらせないでいました。

娘を失った母たちからの視点や活動を軸にしているのもわかりやすい。メキシコオリンピック開催を目前にして起こった1968年学生運動弾圧殺害事件(トラテロルコ事件)の母たち、アルゼンチンで軍事政権下で拉致され、行方不明となっている若者達の母親が抗議の白いハンカチを下げて歩く運動などとオーバーラップしてみえてきます。

警察に拷問されながら殺人罪を疑われて投獄されている男性らのインタビューからフォックス前大統領のインタビュー映像、レイプされた死体の映像、メキシコシティのレフォルマ通りを練り歩く母親達のデモ、べラクルスから長距離バスに乗って出稼ぎにフアレスに向かう少女のインタビューなど、さまざまな貴重な画像がちりばめられています。その構成の巧みさと映像の豊富さは実はテレビ局出身の強みでもあるんじゃないでしょうか。

映像そのものも美しかった。

メキシカンピンクで鮮やかに塗られた十字架に娘の名前を書き、それを荒野に打ち立てるという残酷な絵ながら、青く広がる空にそびえたつ十字架が神々しいまでの美しさで輝いていました。

15歳の誕生日をほがらかに祝う娘とその母親も本当に美しかった。

また、軽快なリズムと明るい曲調で、この事件に絡んだ悲しみを歌った歌詞をのせたノルテーニョの音楽が映画全体を彩っています。

しかし、このメキシコで15年間続いている女性の殺人事件は、400人以上の女性が殺害され発見され、行方不明者は5000人には達するのではないかといわているのですが、恐ろしいのはこの失踪者や殺害者の数字だけではなく、この事実が報道されるまでにかかった時間、捜索や解決に至れない事情が、この国境の街、という特殊な場所で、政治家や警察官が機能していないどころかその中心にいるとされていることでしょう。

このメキシコの政治と警察、おそらく報道も、の腐敗ぶりと解決までの道の困難さは、日本の常識とはかけ離れた世界で、ここに自分がいることの是非を問われる気さえします。

過ぎ去った過去の汚点ではなく、今現在も続いていること。そう遠くない環境に自分がいること。

正義、を叫ぶ人であふれているのに、同時に正義、なんてこの国にはまだ存在していないことを誰もが当たり前のように認識していること。

こういう事実の前に、それを何とかしよう、と動き出すよりも、保身を第一に考えるのが当たり前の行動である、というのもまた現実であり。だからといって、目を背けることもできない、ということ。

無力感に襲われもするのですが、それでも立ち向かい、報道する人がいるということ、母親達の叫びに救われる思いもしました。

テーマ : スペイン語映画
ジャンル : 映画

Backyard/El traspatio記者会見様子

4月2日にCineteca Nacionalで行われたBackyard/El traspatioで監督や俳優による舞台挨拶と質問タイムがありました。その様子と質問内容でいくつか覚えてるものをメモ書きしておきます。

Backyard/El traspatio02
ひどい写真ですが…。右端で話しているのがカルロス・カレラ監督。隣が…多分la directora de arte(美術監督)のGloria Carrascoで、次がプロデューサーのIsabelle Tardán、次がAsur Zágada(Juanita Sánchez)、隣のグリーンの服がいとこ役と同じく被害者の女性を演じた女優、Juanitaの彼氏役の俳優、地元のラジオパーソナリティーを演じ、シウダー・フアレス出身でもあるJoaquín Cosío、最後に撮影のMartín Boegéだった、と思います。

しかし、メキシコ映画界の中でもかなり名の知れた監督の作品で、初公開から2ヶ月遅れたとはいえ、俳優陣(それほど有名ではないけれど5人、そしてカメラマンやプロデューサーまで)もいる会見でも、たった100名の会場さえ半分しか埋まらない。ステージもあるけれど、誰ものぼらず、適当な格好でやる気のないやりとりしかしない。ってひどい現状だな…。そんなもんなんですかね。

Backyard/El traspatio03
すっごいダルそう…な。


Isabelle Tardánはサビナ・ベルマンは4年前から脚本の準備を始め、あっという間に書き上げてしまったこと(連れはここで、Se notaとくすくす。まあやっつけ、とも受け取れるわけで)、その後何度も現地に足を運んで取材したことに言及。監督もIsabelle Tardánも撮影はどうしてもシウダー・フアレスでしたかったけれど、最近の治安の悪化もあって、本当に大変だったと苦労話を語っていました。

●何故、公開してたった一週間程度で打ち切られたか、という観客からの質問にたいして。
まあ、政治的な圧力があった、ということでも何でもなく。単にオスカー受賞映画ばかりがかかる時期とぶつかったこと。あとは既にこの問題を描いた映画はあるのに、二つ目を観たい、って思うかどうか、皆「ガエルが歌ってる」方ががみたいでしょ、とのこと(ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナ共演のRudo y Cursiを指して。会場皆大笑い)。また、こういう種類の映画はいつもそうだから、そんなもんでしょ、と。それでも○○人は入ったんでしょ、と監督が言ったのですが、プロデューサが慌てて打ち消して、かなり水増ししてました。たぶん20万→50万だったと思いますが、数字を覚えてなくて失礼します。

●何故英語のタイトルなのか、という観客から質問にたいして。
国境の町で起こった事件だから英語とスペイン語の両方のタイトルにしたかった。もちろん国際的に知られて欲しい、という願いもこめて、とは監督から。

●最後に私は映画人でもなんでもない普通の主婦です、と前置きしてから突然しゃくりあげて泣き出した老婦人がいました。何にも知らなかったから、こんな素晴らしい映画がプロモーションされないなんて本当に残念。世界を、第三世界を知らせてくれた本当に素晴らしい映画だった、って。誰も何も返答しなかったんですけどね。皆リアクションなし。

私は世界(mundo)これでわかっちゃうなんてすごいですねーと、しらけました。幸せな世界に生きている人なんでしょうね。別に彼女を批判したいわけではないですが。なんかこれも同じ国の人が言うことなんだなーとちょっとショック。考えすぎでしょうか、ね。

●オアハカ出身でフアニータの彼氏を演じた俳優は、誰もがチャンスを持っているわけではないこの国で思うアメリカンドリームと、その実態が抱えるものとのギャップがすごいんだな、ってことが改めて衝撃だったと語っていました。

●カメラマんは実は悲劇的な映画で、出口もわからないまま。でも前に進むために解決方法は見つけなくちゃならないんだ、とコメント。この解決方法が全く見えなければ進もうとする人も少ないところがメキシコの悲劇ですね。

Cineteca Nacionalからのレポートはこちらで
http://www.cinetecanacional.net/bolcntk/?id=54

ま、随分感情的になってたらたらと書いてしまいましたが、言語的な問題で解釈を誤ってる可能性もあるし、偏った見方をしているかも…という点については恐縮です。

テーマ : スペイン語映画
ジャンル : 映画

Backyard/El traspatio

4月2日、ずっと見逃していた『Backyard/El traspatio』を観にいってきました。
Cineteca Nacionalでカルロス・カレラ監督の舞台挨拶つきだというので。
会社から走り出て、駅からも走って、走って。
うわーもう既に長蛇の列! と思ったのですが、
実は思いっきりすかすかで、半分も埋まっておらず、真ん中に坐れました。

さて、いろいろ評判を聞いて、それなりに期待していたのですが…。
その分、ものすごく残念で、がっかりして、最後の記者会見では、怒りさえ覚えて、やりきれない思いでいっぱいに。

一緒に観にいった連れとずーっと悪口を言い続け、しかし何が悪いのか、どうであればよかったのかなどをずーっと議論しあいました。

ま、映画テクニック的には悪くないのです。メキシコ映画よりもハリウッドに近い"レベル"の映画という意味では評価できるでしょう、ね。

でもまあ…ひと言でいうと、ひどい映画、でした。私には。ある意味同じ題材を扱ったハリウッド映画『ボーダータウン 報道されない殺人者』の方が(こちらも評価の低い映画ですが)まだ映画として評価できる…と。

Backyard-El traspatio [原題]

Backyard/El traspatio

[基本データ]
■解説:サビナ・ベルマン脚本、カルロス・カレラ監督によるメキシコ映画で、実際にメキシコ北部のシウダー・フアレスで起きている女性殺害問題をベースにした社会派スリラー。

■あらすじ:理想主義のきらいがある若い女性警官ブランカ・ブラボが、北米とメキシコの国境にあるシウダー・フアレスに着任。毎月2人の殺害者の遺体が発見されるこの都市で、犯人をあげようと張り切るが、そのうち、その事実にふたをしようとする圧力と直面し、上層部や腐敗した社会と戦うことも余儀なくされる。一方、チアパスのシンタラパから17歳の少女フアニータはキカイという名のマキラドーラで働くためにシウダー・フアレスにいとこを頼って到着。田舎から出てきたばかりで先住民語を話す彼女は、いとこらに影響を受け、化粧して着飾り、夜遊びすることに夢中になっていく。国境でさまざまな思惑がうごめくシウダー・フアレスで二人の運命は…。

■監督:カルロス・カレラ(Carlos Carrera)
■脚本:サビナ・ベルマン(Sabina Berman)
■出演:アナ・デ・ラ・レゲラ/Ana de la Reguera(Blanca Bravo)、Jimmy Smits(Mickey Santos)、Alejandro Calva(comandante)、Joaquín Cosío (Peralta)、Asur Zágada(Juanita Sánchez)、Adriana Paz(Hilda)、Enoc leaño(gobernador)、

■撮影:Martín Boegé
■音楽:Fernando Corona Murcof
■上映時間:122分
■ジャンル:スリラー
■製作国/地域:メキシコ
■公開年度/日本公開年度:2009年2月20日/未定
■配給:Paramount Pictures
■オフィシャル・サイト
http://www.backyard-eltraspatio.com/ (西語)

[REVIEW・CRÍTICA]
■鑑賞日:2009年4月2日(映画館・メキシコ人と)
■勝手に評価:[★----]

●監督
監督のカルロス・カレラは日本でも公開されたガエル・ガルシア・ベルナルとアナ・クラウディア・タランコン主演の『アマロ神父の罪/El crimen del padre Amaro』(2002/メキシコ)、『Sin remitente/差出人のない手紙』(1995/メキシコ)で有名な1962年生まれ、メキシコシティ出身の監督です。若干28歳で撮った1990年初の長編映画『ベンハミンの女/La mujer de Benjamín』が高い評価を得ています。2005年の前作『Sexo, amor y otras perversiones - María en el elevador 』もまあまあ話題になったのかな。持ってるけどまだ観てません。

●脚本
脚本のサビナ・ベルマンは1955年メキシコシティ生まれの女性で、作家・エッセイストとして主に活躍していますが、まあ脚本家であり、詩人であり、心理学者でもある…と。

この映画はこの二人のタッグが注目されていて、対談がYahoo!MexicoにUPされています。音声聞ける環境に無いので聞いていませんが。
http://mx.video.yahoo.com/watch/4531028/12138078

●主演女優
主演女優のアナ・デ・ラ・レゲラは4月8日の今日が誕生日。本名はAnabell Gardoqui de la Regueraで1977年ベラクルス生まれ。同い年です。テレビドラマ出身で、一応今は国際的に活躍する女優。日本だと『ナチョ・リブレ 覆面の神様/Nacho Libre』(2006)くらいでしょうか。
公式サイト
http://www.anadelareguera.net/(英・西語)

とにかく美人女優なんですよねー。最近映画のプロモもあるんでしょうが、いろんな雑誌に出ています。その美人がこの映画に出演するために8kg減量し、化粧もせずに出なければならなかったとか。ま、確かに映画の冒頭でも誰も彼女と気づかないくらいの変身っぷりです。てか、普段化粧濃すぎなのでは…。
Backyard/El traspatio01

撮影のMartín Boegéは『El Violin』 (2005) とかも撮っててなかなか活躍してるのでは。監督業もやってます。

●舞台
シウダー・フアレス(Ciudad Juárez)はチワワ州最大の都市で、人口114万人。リオ・グランデ川を挟んでアメリカ合衆国テキサス州のエル・パソと橋でつながっています。このメキシコとアメリカの国境地域では、マキラドーラと呼ばれる対米輸出工場が多数あり、そこでは免税が適用され、安価な原料と人件費のため、日本など外資の工場も多いといいます。また、稼ぎ手として各地方から多くのメキシコ人が集まります。

●背景
さて、この映画の題材になっている事件は国境の町シウダー・フアレスで今も増え続ける女性殺害事件。10年で5000人以上といわれる被害者の多くは、免税される対米輸出工場(通称マキラドーラ)の劣悪な環境で搾取される貧困層出身の若い女性達だといわれています。メキシコの汚職まみれの警察の捜査放棄や政治家による情報隠蔽で明るみにされない主な目的は臓器売買、カルト映画撮影のためなどいろいろ言われていますが、強姦され、性的な暴力を受けたのちに遺棄されているものが多いといいます。

ネタばれになる可能性もあるのですが…、ベラクルス州での性犯罪数がメキシコの中で、フアレスよりもずっと多いってのはちょっと驚きでした。ペルーのリマやアルゼンチン・リマで、ってのも。アメリカも2004年だけで3000人以上いる、とか。でも映画内では話を一般化してもしょうがない…のではと思います。

●類似映画
類似の題材を扱った映画で日本で公開されたものとしては、ジェニファー・ロペス、アントニオ・バンデラス出演、フアネスのライブシーンも話題となった『ボーダータウン 報道されない殺人者』(グレゴリー・ナヴァ監督(2006年)。

●フアレス女性連続殺人に関する報道など
活動家、政府のフアレス女性連続殺人報告書を非難
http://www.news.janjan.jp/world/0602/0602269909/1.php
日本語ではこの程度のニュースしかないのですが、とりあえず。

ここからは…かなり細部に入っていくので、読みたい方のみクリックを。

続きを読む

テーマ : スペイン語映画
ジャンル : 映画

メキシコ版アカデミー賞に改革求める声が続出

普段Googleニュースで、メキシコやスペインをキーワードにしたニュースをチェックしているのですが、こんなニュースがあったので、転載。

メキシコ版アカデミー賞に改革求める声が続出
4月7日13時18分配信 VARIETY
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090407-00000008-vari-ent

メキシコのアカデミー賞といわれるアリエル賞を主催するアカデミー団体(Mexican Academy of Film Arts and Sciences)をめぐり、メキシコ映画界が揺れている。同団体は1946年に設立された歴史ある組織だが、現在のメキシコ映画を反映していないとの批判が集まっている。
珍しいですね。でもちゃんとした情報な気がします。
アリエル賞への批判はよく聞くので、なるほどな、と思います。
スペインのゴヤ賞の方がよっぽど納得できるものである、と。

カチョは昨年、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた“Arrancame la vida”(英題:“Tear This Heart Out”)や“Voy a explotar”(英題:“I'm Going to Explode”)に出演したが、今年のアリエル賞でノミネートされなかった経緯がある。
“Arrancame la vida”は、ノミネートされたんじゃなくて、メキシコから出品されただけないんでしょうかね~。

ちなみに、今年の映画賞でノミネートされたり受賞した作品は半分くらいしか見てません。
一応どこでもかかったってレベルで
Lake Tahoe
Rudo y Cursi
Arráncame la vida
は観たんですけど。
この三作品がノミネートや受賞する意味はもちろんわからなくもないんですけど。
うーん。まあまた今度時間があったらコメントします。

Bajo la salはIrene Azuela目当てで観たかったんですが…苦手ジャンルなので積極的には。でもメキシコ人女優の中ではかなり好きな女優さんです。家の前で見かけたことがあって、かなり可愛かったです。

全文引用は以下
メキシコ版アカデミー賞に改革求める声が続出
4月7日13時18分配信 VARIETY
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090407-00000008-vari-ent

メキシコのアカデミー賞といわれるアリエル賞を主催するアカデミー団体(Mexican Academy of Film Arts and Sciences)をめぐり、メキシコ映画界が揺れている。同団体は1946年に設立された歴史ある組織だが、現在のメキシコ映画を反映していないとの批判が集まっている。

アカデミーの入会資格と投票制度の見直しを求める質問状を読み上げたダニエル・ヒメネス・カチョ
 アカデミー会員のなかで、アリエル賞に投票できるのは25人の正会員のみ。新会員の入会審査を行うのも正会員に限られている。ほかに60人余りの名誉会員がいるが、正会員・名誉会員のなかに今のメキシコ映画界をけん引するスターやフィルムメーカーの名前はない。

 たとえば、アルフォンソ・キュアロンやギジェルモ・デル・トロ、ギジェルモ・アリアガといった映画監督や、ガエル・ガルシア・ベルナル、ディエゴ・ルナといった人気俳優はアカデミー会員ではない。しかも、同団体には、映画プロデューサーは参加できない、との規定がある。

 Canana FilmsのPablo Cruzは、メキシコ・アカデミーの現状をこう嘆く。「ガエル(・ガルシア・ベルナル)はアカデミー賞に投票できるのに、アリエル賞にできないなんてひどい皮肉ですよ」

 AltavistaのMonica Lozanoは、映画プロデューサーが入会できないことが最大の問題だと指摘する。「アカデミーは、メキシコで映画製作をしている人たちの意見を反映すべきです」

 Cruzが呼ぶところの「クーデター」が起きたきっかけは、3月31日(火)に行われたアリエル賞授賞式。メキシコ俳優のダニエル・ヒメネス・カチョが、アカデミーの入会資格と投票制度の見直しを求める質問状を読み上げたのだ。

 カチョは昨年、アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた“Arrancame la vida”(英題:“Tear This Heart Out”)や“Voy a explotar”(英題:“I'm Going to Explode”)に出演したが、今年のアリエル賞でノミネートされなかった経緯がある。

 カチョは自分だけでなく、多くの作品や俳優が見過ごされていると指摘。その一方で、首をかしげたくなるような作品にアリエル賞を授与していると述べた。「セットで撮影された複雑な映画があるなかで、編集賞をドキュメンタリー映画(“The Inheritors”)に授与するなんてどうかしていますよ」

 アカデミーのPedro Armendariz会長は、批判が寄せられていることを認識しており、今後、アメリカやイギリス、フランスやスペインのアカデミー団体を研究すると約束。ただし、改革は難しいだろうと述べている。

 なお、アカデミー団体は、メキシコ映画が最盛期にあった1946年7月3日に設立。その年には、実に85本ものメキシコ映画が劇場公開され、その記録はいまだに破られていない。唯一の公式業務はアリエル賞の主催だが、メキシコ映画の宣伝や保存、映画産業の保護などを非公式に行っている。

テーマ : アカデミー賞/映画賞関連
ジャンル : 映画

メキシコを動かす人TOP50俳優は6名

今月号の雑誌『Quién』ではメキシコを動かす人物top50をとりあげています。

こういう試みをしたのは、この雑誌では初めてだそうですが、なかなか面白いのでつい購入。詳しくないジャンルは本当に弱いので、知るいい機会になりました。

さて、映画界からは
9位Diego Luna
15位Salma Hayek
23位Gael García Bernal
39位Ana Claudia Talancón
50位Angélica Rivera

ということで、全員俳優です。

上の3人はメキシコが誇る国際俳優達、ですしね。もう何をやっても話題になるし、外せないでしょう。

Ana Claudia Talancónの最近の美しさは神々しいような気さえするくらい。メキシコで美人は誰? って聞かれたら、私は彼女の名を上げますよ、いつも。

ま、Angélica Riveraはテレノベラ(テレビドラマ)の人ですが。

先日映画館行ったときも、テレノベラ俳優で超人気俳優がいたそうですが、そっちには全く興味が無いので、全然わかりませんでした…。テレノベラ俳優達の基礎知識くらいは欲しいかも。

さて、もちろん彼らは美人とか有名だ、とかで選ばれたわけではないようですけどね。

1位はゴルフのLorena Ochoa。2位はCarlos Slimということで、それなりに納得の順位、人選なような気もします。

順位とそれぞれのプロフィールは以下で読めます。
http://www.quien.com/especiales/los-50-personajes-que-mueven-a-mexico

テーマ : 俳優・女優
ジャンル : 映画

何度も観ると感想も変わるもの

先週、『El otro lado de la cama』『Los 2 lados de la cama』 を続けて観て、そのまま懐かしくなって、お気に入りの『ハバナ・ブルース/Habana Blus』を。

何度も観てるのに、最後には感情移入して泣いちゃいました、が。やっぱり最初の感動は少し色あせてきてます。フェルナンド・レオンの映画にもいえるけど、いい映画なんだけど、映画のつくりの荒さ(ストーリーの流れが正しいかとか、カメラアングルから、編集から音から…)が目立って気になってもしまう、ということ。突っ込みどころもいろいろあるということ。特に、途中の挿入音はひどいな、と。安物感が溢れすぎてしまうテレノベラ的な音。15年前のアメリカのドラマ、ビバリー・ヒルズにでも使われそうな音、はやっぱり抵抗があります。メインの曲たちも、キューバで生み出される曲のレベルを考えると…。

ま、全体に浅くて、シンプルで、若者っぽくて。
今観ると、ポップさが中途半端に終わっているのが辛い。
でもそこが良かったりもするんですけど、でも映画として高く評価されない原因も良く分かるよな、と。

やっぱり映画を知りたいと思うとある程度本数観ないといけないもんですね。

他との比較の中で映画を語ったり、感じたりすることを義務のように思わなくてもいいじゃないかと思ったりもするのですが、やっぱりそうとも言い切れない。

せめて、その映画が作られるようになった背景(年代なども含めて)、賞など評価、同ジャンルにほかにどんな作品があるか、監督、俳優などのベーシックな知識はあった方がいい。特にこうやって、ある程度ジャンルを絞って観たい場合には。しかし、名作やハリウッドを知らないと、それはそれで偏ってしまう気が…。

『El otro lado de la cama』『Los 2 lados de la cama』 にしても、こういうジャンルが今までスペインになかった、とか。同性愛など含めて、女性の社会的位置や男女間での位置が変わっていくときのもの、とか思うとすごく面白いんですけど、やっぱり音楽のひどさは耐えがたかったり。特に『Los 2 lados de la cama』 。私の年代のラテン系の人が見たら、皆懐かしがって歌いだす、という名曲ばかり、らしいです。それを知らない時は、無理やりすぎて、『El otro lado de la cama』のようにオリジナルの方が良かったんじゃないか、と思いましたが、まあ2作目としては逆にそれが良かったんだろう、というのは今になってわかります。ただし、歌が下手すぎ。『El otro lado de la cama』の方がそれぞれの役柄にあってたせいか、まだよかったけれど、名曲のカバーを歌うにはアレンジも歌唱力も貧弱すぎて。

こういう感想や見方は、これからどんどん変わっていくんだろうな…。ま、それを楽しみつつ、最初に観た時の印象も忘れないようにするために、初心にかえって、ちゃんと鑑賞ノートをつけていきたいかな、と思っています。思うだけ…かもしれませんけどね…。

テーマ : スペイン語映画
ジャンル : 映画

観たい映画が満載!!

嬉しいことを発見。

11月に一時帰国した際に日本からスペインで買ったお気に入り映画で、メキシコでは全然見かけない映画をいくつか持ってきたんですが…。全然観れなくてがっくりきてたのです。

が…、先日リモコンに、いろいろ切り替えられるとあるボタンを発見してもしかしたら…と試したら、そのせいかどうかは定かではありませんが、観れました!

『El otro lado de la cama』
『Los 2 lados de la cama』
『Azuloscurocasinegro』
『Reina』

などなど、こっちでは全然見つけられない映画を観ることができます! ま、すでに観てるものが多いんですけど、気楽にゲラゲラ笑えるので(メキシコ映画はなぜかそうはいかない…)、ホントに嬉しいです。早速『El otro lado de la cama』を久々に観て大爆笑!! これを授業で見せたスペイン人の先生はひどいと思うけど、まあいいことでもあるのかも。

そして、今月のメキシコシティCineteca Nacionalではスペイン人プロデューサーElias Querejeta月間としていい映画目白押し!! 久々に月間プログラム買っちゃいましたよ。

『El espiritu de la colmena/みつばちのささやき』ビクトル・エリセ
『Cria cuervos/カラスの飼育』カルロス・サウラ DVD所有
『El sur』ビクトル・エリセ
『Familia』フェルナンド・レオン
『Los lunes al sol』フェルナンド・レオン DVD所有

などなど。ビクトル・エリセとフェルナンド・レオン!! の作品が二つずつ見れます。観たものも多いけど、大画面で観たい!!

あと、見逃してるスペイン映画『La soledad』も観なくては!

と、要するにメキシコシティ在住スペイン映画ファンにとってはわりと嬉しい月なのでした。

最近映画について書きたいことがものすごくたまっていて。
でも家にパソコンがない…。

そして、ホントにどうでもいいですが、昨日ミッキー・ロークにあって、『レスラー』ホントに良かったよ! という夢を見ました。でも何語でしゃべったんだろう…。たぶんスペイン語のような…。

テーマ : スペイン語映画
ジャンル : 映画

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