スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第50回アリエル賞発表!

第50回のアリエル賞が発表になりました。

アリエル賞は、メキシコ版アカデミー賞。
授賞式はべジャス・アルテス宮殿で、今年は3月25日に開催されました。

■公式サイト http://www.academiamexicanadecine.org.mx/

注目は『Luz silenciosa』アカデミー賞の外国語映画部門にもメキシコ代表として
ノミネートしたとあって、2007年を代表する作品のひとつのようです。
ちなみに英語タイトルは『STELLET LICHT』。

8部門にノミネートされ、映画賞、監督賞、オリジナル脚本賞、助演女優賞、撮影賞の5つを獲得。
かなり前にDVDを購入しているのですが、まだ見てません…。
監督のCarlos Reygadasの作品は、
映画のディレクションの授業のクラスメイトから薦められていて
『Japón』 『Batalla en el Cielo』と長編は三本しかないので、
全て買って揃えてあるのですがまだ1本も観ていないありさまです。
36歳とまだ若い監督。好きになりそうな予感はするので、来週にでも見ます。

もうひとつ脚光を浴びたのは『Km. 31』。
6部門ノミネートで5部門の
視覚効果賞、特別効果賞、メイクアップ賞、衣装デザイン賞、音楽賞を受賞しました。
映像的に魅力があるってことでしょうか!?

Paul Leducの『Cobrador, in God we trust』は
8部門にノミネートされたわりに脚本脚色賞と受賞は1部門のみ。
ゴヤ賞の外国語映画部門にはこっちが送られたんじゃなかったかな?
『バベル』裏バージョンと言ったところで、すごい作品だけど
見た後はさっぱり分らない! という感情に包まれました。
批評などを読んで何とかふに落ちたようなそうでないような。
 
ドキュメンタリー賞と編集賞を受賞した『Los ladrones viejos』は
来週からCineteca Nacionalで観ることができるので行ってきます。

イベロアメリカ映画賞はアルゼンチン映画『XXY』。
日本でもスペイン・ラテンアメリカ映画祭で上映済みです。
こちらでもロングランでずっと上映してるし、
DVDもかなり売られているのを目にします。
私はウエルバのイベロアメリカ映画祭で鑑賞しました。
別にそれほど好きではないかもしれません…が
数々の賞を受賞するのはわかるような気がします。

4部門でノミネートされた新人賞の『Párpados azules』もDVD購入済みながら、まだ未見。
昨年の東京国際映画祭でも上映された作品です。

ほか、『La zona』はまあ好きな作品でした。
助演男優、女優さん共は良かったけど、
助演、というほどの活躍だったのかは?
スペイン人俳優陣の方が記憶に残りました。

いずれにしても、ノミネートされている作品群は追ってチェックしていきます。

以下ノミネートと受賞作品です。★が受賞
部門/賞の名前訳が不適切だったらすみません。
しかし、スペインのゴヤ賞とは随分部門の名前が違うものなのですね。
Coactuación Femeninaはゴヤ賞ではinterpretación femenina de repartoなど。




■作品賞/Película
『Cobrador, in god we trust producida』Salamandra Producciones
・公式サイト:http://www.cobrador.com.mx/
『Los ladrones viejos producida』Producción Artegios
・公式サイト:http://losladronesviejos.com/
『Luz silenciosa/Stilles Licht』 producida por Producción
・公式サイト:http://www.luzsilenciosa.com/
・予告編:http://www.youtube.com/watch?v=AufewteAg7g

■監督賞/Dirección
Paul Leduc 『Cobrador, in god we trust』
Everardo González 『Los ladrones viejos』
Carlos Reygadas『Luz silenciosa』

■主演女優賞/Actriz
Miriam Toews 『Luz silenciosa』
Cecilia Suárez 『Párpados azules』
Irene Azuela『Quemar las naves』

■主演男優賞/Actor
Lázaro Ramos 『Cobrador, in god we trust』
★Jorge Zárate 『Dos abrazos』
Enrique Arreola 『Párpados azules』
Alan Chávez 『Partes usadas』

■助演女優賞/Coactuación Femenina
Miriana Moro 『Drama/Mex』
★Mayra Sérbulo 『La zona』
María Pankratz 『Luz silennciosa』

■助演男優賞/Coactuación Masculina
Alan Chávez 『La zona』
★Mario Zaragoza 『La zona』
Silverio Palacios 『Morirse en domingo』

■オリジナル脚本賞/Guión Original
Israel Cárdenas / Laura Amelia Guzmán『Cochochi』
★Carlos Reygadas『Luz silenciosa』
Aarón Fernández『Partes usadas』

■脚本脚色賞/Guión Adaptado
Xavier Robles 『Cementerio de papel』
Paul Leduc 『Cobrador, in god we trust』
Laura Santullo 『La zona』

■撮影賞/Fotografía
Diego Rodríguez / Josep María Civit / Ángel Goded『Cobrador, in god we trust』
Alexis Zabé 『Luz sileciosa』
Guillermo Granillo 『Morirse en domingo』

■編集賞/Edición
Juan Carlos Macías 『Cobrador, in god we trust』
Juan Manuel Figueroa 『Los ladrones de viejos』
Natalia López 『Luz silenciosa』

■作曲賞/Música Compuesta para cine
Carles Cases / La Lupita 『Km. 31』
Gabriel Villar 『La leyenda de la Nahuala』
Alejandro Giacomán / Joselo Rangel 『Quemar las naves』

■音響賞/Sonido
David Baksht / Martín Hernández / Toninho Muricy / Víctor Tendler / Lena Esquenazi / Jaime Baksht『Cobradores, in god we trust』
Mario Martínez Cobos / Miguel Ángel Molina / Ernesto Gaytán / Evelia Cruz 『Km. 31』
Sergio Díaz / Martín Hernández / Jaime Baksht / Raúl Locatelli 『Luz silenciosa』

■美術賞/Diseño de Arte
Bárbara Enríquez / Margarita Jussid 『Cobrador, in god we trust
José Luis Aguilar / Lorenza Manrique 『Morirse en domingo』
Lizette Ponce 『Quemar las naves』

■衣装賞/Vestuario
Mariestela Fernández 『Km. 31』
Nohemí González 『Luz silenciosa』
Gabriela Fernández 『Párpados azules』

■メイクアップ賞/Maquillaje
Roberto Ortiz / Iñaqui Legaspi / Gaby Benito 『Km. 31』
Regina Reyes / David Ruiz Gameros 『Morirse en Domingo』

■特別効果賞/Efectos especiales
Javier Moreno Buzzo / Alfonso Moreno Buzzo 『Cañitas, Presencia
Alejandro Vázquez 『Km. 31』
Ricardo Arvizu 『Malos hábitos』

■視覚効果賞/Efectos visuales
Roberto García / Charlie Iturriaga 『Km. 31』
Francisco Muñoz 『Malos hábitos』
Raúl Prado / Roberto García / Charlie Iturriaga 『Morirse en Domingo』

■イベロアメリカ映画賞/Película Iberoamericana
『Satanás』Andrés Baiz (Colombia)
『Tropa de Élite』José Padilha (Brasil)
『XXY』 Lucía Puenzo (Argentina)

■新人賞/Ópera Prima Ficción
『Cochochi』Israel Cárdenas / Laura Amelia Guzmán
『Párpados azules』 Ernesto Contreras
『Partes usadas』Aarón Fernández

■長編アニメ賞/Largometraje de animación
『La leyenda de la Nahuala』 Ricardo Arnaiz

■長編ドキュメンタリー映画賞/Largometraje documental
『Bajo Juárez, la ciudad devorando a sus hijas』Alejandra Sánchez / José AntoniO Cordero
『Los ladrones viejos』 Everardo González
『Mi vida dentro』Lucía Gajá

■短編フィクション映画賞/Cortometraje de Ficción
『Destápalo』 Eun-Hee Ihm
『Fin de trayecto』Acán Coen
『Señas particulaes』Kenya Márquez
『Ver llover』 Elisa Miller

■短編ドキュメンタリー映画賞/Cortometraje Documental
『De motu cordis』 Mariana Ochoa
『La mutilación』San Pedro, según San Xavier de Olivia Portillo Rangel
『Mago... El misterio』la vida de Ángel Estrada Soto

■短編アニメ賞/Cortometraje de Animación
『Balance cósmico』Francisco Athilé
『De la vista nace el amor』de Miguel Anaya Borja
『Síndrome de línea blanca』Lourdes Villagómez
スポンサーサイト

テーマ : アカデミー賞/映画賞関連
ジャンル : 映画

Cineteca Nacional

Cineteca Nacional(シネテカ・ナシオナル)を紹介します。
地下鉄の駅Coyoacanから歩いて5分くらい。

1974年の1月17日からオープンしたそうで、
常に10くらいの映画を上映したり、展覧会なども
開催されています。

映画は最新映画以外にも、常にさまざまな企画が
立てられ、古いものからドキュメンタリーなども上映。

料金も安く観られるし、メキシコやラテンアメリカ系映画も多く上映。
かつ、家からわりと近めなので、最近は専らココ。
3月の最後2週間はアルゼンチン映画週間だったので、かなり通いました。

雰囲気のステキな場所です。

■料金
一般料金:40ペソ
学生・教師・12歳以下:25ペソ
火・水: 25ペソ
毎週日曜に12歳以下の子どものための無料回あり。
※回数券(2ヶ月間限定)
320ペソ、学生200ペソで、10回分の回数券が買えます。

■住所:Av. México Coyoacán 389 Col. Xoco 03330
■地図:http://www.cinetecanacional.net/uprecios.php
■電話:Conmutador 4155-1200 Cartelera 4155-1190
■URL:http://www.cinetecanacional.net/index.php

■お土産屋
Tienda Educere
子供用のおもちゃやお土産などを販売。
火~日17:00~21:00

■レストラン
Restaurante La Finca. Ofrece amplio menú internacional.
月~日8:00~22:00

■本屋
Librería Educal.
映画関係の出版物、DVDやCDを販売。
火~日12:00~21:00
www.librosyarte.com.mx
cineteca@librosyarte.com.mx

■駐車場:400台以上、月~日

cineteca01

cineteca02

奥に見えるのが充実で感動の本屋さんです。映画関係以外にも美術書なども豊富。
いつまでもいたくなるところです。

cineteca03

オシャレなメニューが揃うカフェテリアのようなレストラン。
前にはオープンカフェスタイルで外でも食事できます。
映画を観た後、待ち時間にはココで。

映画と共に歩く毎日を

かなり詳細までデータを落とし込んだ、レビューフォーマットを作ってしまったため、
(いや、これいろんな共通点を見逃したくないので自分のため、なんですけど…)
気軽に映画を紹介できない! というわけで、日々観た映画の記録や映画に関する
話題などを徒然なるままに書きとめていくのも別にやっていこうと思います。
レビューというか紹介、は時間のある時にコツコツと。

さて、ハビエル・バルデムはたった2日間の滞在とのことで
あっという間にいなくなってしまった…ようですね。
公開予定の作品もたくさんあるのですが、次はスペイン語映画での来日を期待します。

メキシコでは"Quién"http://www.quien.com/というゴシップ誌?に
ハビエル特集が8ページあったので思わず買ってきてしまいました。
ハビエルゴシップが知りたい方がいれば訳してみますが…。
前回の"Hola"でもアカデミー賞受賞時の特集があったのですが、まだ読み込んでないし。
こうなったら、ハビエル・バルデムの追っかけと化してもいいかと思ったりもしてます。

さて、今日、3月12日水曜日は月曜日無かった"メキシコ映画の新風"の初授業がある日で。
生徒は私とアメリカ人、もうひとり何人だったか…
レスリーさんっていう白人系のオジサンと3人だけみたいです。

まずは"El Jardín del Edén"(エデンの園)という1994年のメキシコ映画を観ることに。
国境にあるティファナを基点としてメキシコに気ままに住むアメリカ人、
アメリカに移民したいメキシコ人、スペイン語を解さないインディヘナの人々、
アメリカ生まれのチカーノでスペイン語がままならない人々など
さまざまな登場人物の生活を描写しながら、国境問題、移民問題を描いた作品でした。

この作品に対する基礎知識とか、なんでこれから始めるのかも含めて説明不足な
なあなあな感じは見受けられましたが…。
しかし、この授業は各回3時間あり、1回まるまる1本づつは鑑賞して
分析したり、感想を言い合ったり、とのことで結構楽しそうです。
古い天井に吊るされた小さなテレビを観て鑑賞しなければならない環境の悪さも差し置けば…。

で、ヨガの授業を休んで、今年のオスカーの短編アニメ映画部門で受賞した"Pedro y El Lobo(ピーターと狼)"を観に大学の奥にある劇場まで行ったのですが…。バス来ないから乗り合いタクシー(普通に乗ったら皆無言で乗り込んできてビックリしました。40円弱で相乗り)乗り継いで行きましたよ。バス乗り継いでも30分はかかるので。大学構内にあるのに!

さて、オーケストラの演奏付きで、なかなかのお値段にも関わらず、とっくの昔にチケットが売り切れていたようで。子連れの人も目立ちましたし、結構ちゃんとお洒落してきた人映画好き! って感じの人などいろいろでした。しょうがないので、気を取り直して(短編なだけにYou TUBEでも見れちゃうし)隣のサロンでやってた映画を観ることに。

アメリカ・メキシコ・スペインの合作映画、というだけで選んだ映画は『ウォーカー』。
予備知識ゼロで観てかなり面食らいました…。
150年前のWalkerという実在者のニカラグア侵略を描いたものですが、
ブラックコメディの要素が多く入っているパンキッシュな映画だって気づくのに映画の半分くらいまでかかりました。
アメリカの政策の強烈な批判だって確信できたのもエンドロールになったから。この人、アッタマおかしいよ! というのを共通認識として見進めていいんだな、ということになかなか自信が持てなかったのです。


ただし、これはお恥ずかしながら語学能力不足のせいかもしれません…。
英語を聴き取りながら、スペイン語字幕を追うと、
映像を十分に楽しめずに終わってしまいます。
英語脳にするとスペイン語が入ってこない…。
コレ、逆の方が幾分か楽です。スペイン語を聴き取りながら英語字幕を観るほうが。

で、今日は『マディヌサ』(Madeinusa)と『トーク・トゥー・ハー』や4月公開予定の『今夜、列車は走る』にも出演してるダリオ様出演の『El Lado Oscuro del Corazón』を買ってきました。バス待ってたら目に付いたので。『マディヌサ』は以前映画祭で観ているのですが、メキシコでもスペインでもDVD売り場で結構目に付いた作品で、もう一度見ようかなーと。結構キレた映画ですけども。

さて、ついでに日本の皆様に情報を。今日は今週のNHK教育テレビスペイン語会話の文化コーナーで、『今夜、列車は走る』が紹介されるようです。夜23:30より。

ではでは。

テーマ : 気になる映画
ジャンル : 映画

3/26DVD発売『サルバドールの朝』・特別試写会も

サルバドールの朝/ SALVADOR(Puig Antich) [邦題/西題-英題]


SALVADOR

[基本データ]
■解説:スペイン独裁政権・フランコ時代末期の悲惨な実話を元に『グッバイ・レーニン!』(ドイツ映画)のダニエル・ブリュールが母方の母語であるスペイン語とカタラン語で熱演。

■あらすじ:1974年フランコによる軍事政権下のスペイン。25歳のアナーキスト・サルバドールは政治犯として、正当な裁判も受けずに死刑判決を受ける。処刑を回避しようと家族や仲間、弁護士たちはあらゆる手を尽くすが…。

■監督:マヌエル・ウエルガ/Manuel Huerga
■出演:レオノール・ワトリング/Leonor Watling、ダニエル・ブリュール/Daniel Brühl、トリスタン・ウヨア/Tristan Ulloa、レオナルド・スバラグリア/Leonardo Sbaraglia
■脚本:ルイス・アルカラーソ/Lluís Arcarazo
■製作:Jaume Roures
■撮影: ダビ・オメデス/David Omedes
■音楽: Lluís Llanch
■上映時間: 135分
■ジャンル:ドラマ
■製作国: スペイン/イギリス
■配給: CKエンタテインメント【kinetique】
■公開年度[スペイン/日本]:2006年9月15日/2007年9月22日
■受賞暦:第21回ゴヤ賞で11部門ノミネート、第59回カンヌ国際映画祭、ある視点部門正式出品出品
■参考WEB:
日本公式サイト http://www.salvadornoasa.com/
公式サイト http://www.salvadorfilm.com/
シネマぴあ http://www.pia.co.jp/cinemaw/detail/146797.jsp ※満足度高い!



[DVD情報]
サルバドールの朝サルバドールの朝
(2008/03/26)
レオノール・ワトリング、ダニエル・ブリュール 他

商品詳細を見る


■日本DVD発売日: 2008年3月26日発売予定
■販売元:アミューズソフトエンタテインメント
■DVD字幕:日本語字幕/吹替用字幕、リージョン2
■映像特典:73分:メイキング、ダニエル・ブリュール インタビュー、監督マヌエル・ウエルガ来日時インタビュー、予告編(日本版・海外版)
■Amazon.co.jpで新品: ¥ 3,990 ¥ 2,953 (税込) OFF: ¥ 1,037 (26%)
■レンタル情報:ぽすれんhttp://posren.livedoor.com/detail-116840.html

□スペインでのDVD発売は2007年4月18日。スペイン語字幕付き。



[原作本情報]
サルバドールの朝―鉄環処刑された一アナキスト青年の物語サルバドールの朝―鉄環処刑された一アナキスト青年の物語
(2007/10)
フランセスク・エスクリバーノ

商品詳細を見る

■原作本:「サルバドールの朝―鉄環処刑された一アナキスト青年の物語」(フランセスク・エスクリバノ著/潤田順一訳)
ISBN4-7738-0709-1 C0036
■予価:2200円+消費税



[関連情報]
□『サルバドールの朝』DVDリリース記念 特別試写会チケット
抽選で10組20名様にプレゼント[ 2008年03月15日 締め切り ]
http://www.20050601.com/cinema/present/premora.php?number=1108



[メモ]
□スペインにいるときに日本で上映されたので、見逃してました。1年に1本以上は必ず撮られるフランコ政権がらみの悲惨映画の1本ですが、スペインでも評価の高かった作品とあって、DVD発売は嬉しい限りです。日本に帰ってから観るのを楽しみ(観て、わーいと思えるような作品ではないでしょうが)にするとします。

テーマ : DVD情報
ジャンル : 映画

アルモドバル初監督作品『Pepi, Luci, Bom...』

Pepi, Luci, Bom y otras chicas del montón / Pepi, Luci, Bom and Other Girls Like Mom [原題/英題]
※訳:ペピ、ルシ、ボンとその他ありふれた女の子達


Pepi, Luci, Bom02Pepi, Luci, Bom01


[基本データ]
■解説:アルモドバルの長編デビュー作。時代はスペインのニューウェイブの熱狂状態にあり、数々の"ひどい"偶然によって、マドリッドに住む3人娘の運命が変わっていく様子を描く。

■あらすじ:献身的な主婦ルシ、”流行の先端を行く女の子”である彼女の隣人ペピ、小悪魔チックなロック少女ボンという外見上は対照的な生き方の3人娘が出会い、特にルシの人生の方向を変えていく。

■監督:ペドロ・アルモドバル/Pedro Almodóvar
■出演:カルメン・マウラ/Carmen Maura(ペピ)、フェリックス・ロタエタ/Félix Rotaeta(警察官・双子の兄弟) 、オルビド・ガラ/Olvido Gara=Alaska(ボン)、エバ・シバ/Eva Siva=Ana Curra(ルシ)、セリシア・ロス/Cecilia Roth(Chica del anuncio de "Bragas Ponte" )
■脚本:ペドロ・アルモドバル/Pedro Almodóvar
■撮影:パコ・フェメニア/ Paco Femenia
■製作:ぺポン・コロミナ/Pepón Coromina, パストラ・デルガド/Pastora Delgado, エステル・ラムバル/Ester Rambal
■音楽:ミゲル・アンヘル・ポロ/Miguel Ángel Polo
■上映時間:82分
■ジャンル:コメディ
■製作国/地域:スペイン/マドリッド
■公開年度/日本公開年度:1980年10月27日/ 2008年3月1日
※上映会を公開日と呼んでいいのか…。昔の映画祭で上映されたという情報も見かけたのですが…。
■参考WEB:(アルモドバル公式サイトより)
http://www.clubcultura.com/clubcine/clubcineastas/almodovar/esp/peli_pepi.htm
※当時の新聞の批評なども読めます。



[DVD情報]
■DVD購入先http://www.esflamenco.com/product/ja56617270.html
amazon.comなどでも購入できます。ただし日本語字幕無し。



[公開情報]
□東京のインスティトゥト・セルバンテスでは2008年3月1日(土)から、毎週土曜(4月からは金曜も)映画の上映を開始中。残り15日のみ、という情報もあるので要確認。日本ではビデオもDVDも発売(字幕無し)されていない貴重な作品を日本語字幕付きで見られる唯一の機会なので、この機会を逃さずにぜひ。入場は無料!! R18指定 各回 15:00~。
http://tokio.cervantes.es/jp/culture_spanish/culture_events/sabadodecine.htm



[サントラ情報]
ボンを演じるAlascaが歌う様子、映画のシーンも見れます。
http://www.youtube.com/watch?v=bFSVj-MzwwU
http://www.youtube.com/watch?v=3HSl6WyR3uY&feature=related
ちなみにルシ役の子も歌手Ana Curra
http://www.youtube.com/watch?v=o4bB8Vds8k4
http://www.youtube.com/watch?v=cYdQIszjX30



[REVIEW・CRÍTICA]
■鑑賞日:2007年12月19日(VHS・大学・一人)
■勝手に評価:[★★★--]
■勝手にジャンル:【恋人とは観たくない映画】【一人で観たい映画】

□スペインを去る前日に、スペインでの最後の映画として観た。DVDやビデオでも手に入れるのが難しい上、日本では唯一字幕付きでリリースされていないアルモドバル映画だと思ったから。また、授業中での先生のプッシュもあり…。その後のスペイン映画の方向性に影響を与えた作品だから、というのもある。

□フランコ時代に規制されていたことを片っ端からやってみた感じ。この時代に、このぶっ飛び具合は信じられないけれど、これがスタートなのかと思えば、その後がわりと納得できるかも。映画館で上映されるような作品としては無理があるかも。一緒に見る人を選ばないとかなり気まずくなる可能性大。

[メモ]
□La Movida madrileñaとは、直訳として”マドリッドの活動”。言い換えればスペインのニューウェイブという言い方がわかりやすいのかな。スペインのフランコの死後の移行期(1975-78年)の頃ら 80年代の最後まで続いたカウンターカルチャーの運動のこと。音楽だとMecanoとか、この映画でボンを演じるところのOlvido Gara ことAlaskaだったりし、映画といえばまさしくこの映画となる。
75年のフランコの死まで続いたファシズムの時代の激しい反動。
特に映画に限っていえば、厳しい検閲の時代が長く続き、性的表現の一切の禁止、例えばカップルが同じベットの上に横たわったシーンさえ撮影してはならず、同性愛はもちろん、反政治的・反キリスト教的なメッセージを含むものも一切禁止だったことへの反発。

私にとっては、そもそも70年代後期から80年代の世界的な空気そのものが、まだあまりにも子どもだったせいでそれほどピンとこないのだが…。

□映画はアルモドバルがテレフォニカ(スペインのNHKのようなもの)で働いていた1978年から16ミリの短編映画として撮影され始めたが、経済的やテクニック的な難しさで80年に公開の運びとなり、売却されて35mmにブローアップされて公開、注目を浴びる。Movida madrileñaを描きつつ、この映画自身もムーブメントの代表作になる。低予算作品とあって、ほぼ全員が映画初心者だったが、すでに活躍していた女優カルメン・マウラによって長編になったという。

□カルメン・マウラは、この役を演じるには少し老けすぎでは…と思ったけど、1945年生まれで公開当時には35歳と思うと、若く見える方かも。

□『オール・アバウト・マイ・マザー』主演のセリシア・ロス主は劇中CMで登場。全然気づかなかった。
Bragas Ponte
http://www.youtube.com/watch?v=A3NZsAhLZtk&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=arHZMhQvGek&feature=related


[↓↓ネタバレコメント・メモはコチラ↓↓]

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

バルデム初来日速報

さて、無事に3月11日の午後13時半頃から記者会見を行ったようです。
その時点でまだ日本に着いて10時間しか経ってない、とのことなので
11日深夜着、だったんですかね…。お疲れ様です。
でも昨晩、日本食食べたってことは夜中4時くらいに入れるレストランで
何か食べたってことでしょうか(←時間につっこみすぎ?)
そりゃ英語しゃべれる人もいなかったかも(いっそスペイン語で聞いてみればよかったかも?)。

とりあえずYahooニュースなどなど貼っておきます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080311-00000013-maiall-ent
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080311-00000003-cine-movi
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080311-00000159-sph-ent

↓写真がいっぱいです。
マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/03/11/027/index.html
OhmyNews
http://www.ohmynews.co.jp/news/20080311/21987

NHKスペイン語会話でもインタビューが収録されたとか。
放映…私は観れないでしょうが…。早くて4月末、5月頭かも?

すごいスケジュールで大変でしょうが、日本のいいところも味わって欲しいな、と。
朝のワイドショーで何か出たりしたら教えてください、日本にいる方。
スポーツ紙とか。4月以降発売の雑誌とかも。

[追加]
毎日.jp
http://mainichi.jp/enta/geinou/graph/200803/11_2/index.html
スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20080311-OHT1T00159.htm
VarietyJapan
http://www.varietyjapan.com/news/movie/u3eqp3000003hi88.html

テーマ : 俳優・女優
ジャンル : 映画

可愛い♪映画鑑賞ノート

日本に一時帰国した際に買い込んだノートがあります。

旅、レシピ、読書、映画などの種類があり、
書き込み式ノートブックで、写真や雑誌の切り抜きを貼ったり
カスタマイズがいろいろできるステキなノートです。
布張りのA4の約半分サイズというのも気に入ってます。
ちょっとお値段がするのですが…。

■Life Style Notebook(ライフスタイルノートブック)
http://shop3.genesis-ec.com/search/list.asp?shopcd=17321&itemgrp1cd=03&itemgrp2cd=04&itemgrp3cd=01
http://ivory-laundry.com/stationary/lifestyle.htm

下北沢のお店で見つけて、レシピ帳と映画鑑賞ノートを買いました。
色も選べたので、こちらの色に。
080311_01


映画版はチェックリスト、レビュー、シアターリストなどを書き込めます。
映画館に持ち込んでメモするのに使ってます。
080311_02
080311_03


おまけに、1,2月に買ったこちらの映画雑誌類。
080311_04

サラマンカが舞台『バンデージ・ポイント』

バンデージ・ポイント/En el punto de mira/Justo en la Mira/VANTAGE POINT [邦題/西題/ラ題/原題]


En el punto de mira


[基本データ]
■解説:大統領暗殺の真相を、8人の目撃者と視点で追うというったサスペンス・アクションのハリウッド映画だが、舞台がスペイン・サラマンカ(メキシコでセット撮影)。スペイン人俳優エドゥアルド・ノリエガの出演にも注目。

■あらすじ:スペインのサラマンカで開催される首脳会談に米大統領が出席し、マヨール広場でテロ撲滅のスピーチを行うことに。しかし、大統領が突然、何者かに狙撃され、その瞬間を目撃したシークレットサービスのトーマス・バーンズ(デニス・クエイド)ら8人は…。

■監督:ピート・トラビス
■出演:デニス・クエイド(トーマス・バーンズ)、マシュー・フォックス(ケント・テイラー)、フォレスト・ウィッテカー(ハワード・ルイス)、シガーニー・ウィーヴァー(レックス・ブルックス)、ウィリアム・ハート(ヘンリー・アシュトン大統領)、エドゥアルド・ノリエガ/Eduardo Noriega(エンリケ)
■上映時間:90分
■ジャンル: サスペンス/アクション
■製作国:アメリカ、舞台:スペイン
■製作年度:2008
■公開日:2008年2月18日/2月22日/2月29日/3月8日[アメリカ/メキシコ/スペイン/日本]
■参考WEB:
http://www.sonypictures.jp/movies/vantagepoint/(日本公式サイト)
http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/vantagepoint/ (Yahoo! 特集、3月17日まで)
http://www.youtube.com/watch?v=UhQL7pF4mvI (スペイン語吹き替え予告編)



□未見なのですが、日本で公開が始まったので、公開情報だけでも。またスペインのスペイン語タイトルとメキシコでのタイトルの違いに惑わされて、公開日チェックしてませんでした…。

[メモ]
□俳優にスペインを代表する?イケメン俳優(私は苦手な顔ですが)エドゥアルド・ノリエガ。スペイン・グラナダにいた時のCLMのクラスメイトのイギリス人が大好きで大好きで、彼の出演作は全部制覇し、映画関連のレポートも全て彼がらみにしていました。アルモドバルが、彼は美しすぎるから使いたくない、と言われているぐらいのイケメン、とされています。

テーマ : 映画の予告
ジャンル : 映画

映画の授業の内容紹介

今メキシコシティのUNAMで映画関連の授業を
3つ取っています。あと1つ『映画を知る、観る』という
授業を増やすかは迷い中なんです。
スペイン語の授業と1時間かぶっていて、移動時間を考えても
どっちかを1時間15分づつくらいは抜けなくちゃいけないので。
さらに、木曜日の脚本の授業までも移動距離がバスで40分くらい
かかるのに、これを取れば、瞬時移動しなければならない!はめになり
タクシーを使うとしてもどちらか15分ほどの遅刻は避けられなさそう。
でも、『映画を知る、観る』って内容はすごく面白そうだし、
毎週火・木各3時間づつあるので、しっかり学べそうです。
とりあえず明日、授業料の確認、それからスペイン語の授業で
そういう対応が可能かどうかを聞いてこようと思っています。

■GUIÓN CINEMATOGRÁFICO(映画の脚本)
毎週木曜日13:00~15:00
Facultad de Ciencias Politicas y Sociales
社会科学/政治学部
http://www.politicas.unam.mx/talleres/talleres2008-II.html

■DIRECCIÓN CINEMATOGRÁFICA(映画の演出/監督)
毎週金曜日13:00~15:00
Facultad de Ciencias Politicas y Sociales
社会科学/政治学部
http://www.politicas.unam.mx/talleres/talleres2008-II.html

■NUEVOS AIRES DEL CINE MEXICANO(メキシコ映画の新風)
毎週月・水曜日16:00~19:30
CENTRO DE ENSEÑANZA PARA EXTRANJEROS
外国人用教育センター・通称CEPE(セペ)
http://www.cepe.unam.mx/estructura.php?tema=programas

1月から2月まではメキシコの短編映画とドキュメンタリーの授業も
取ってました。とっても面白かったのですが、
何せ6回しか授業がなく(少なくとも12回、14回受ける権利が
あるはずなのですが、時間割の改訂だとかで、何かの間違いだと
思うのですが、誰も気にしない…)、
1回あたり2時間半のはずが2時間くらいで終わるし、
授業予定を全然消化できなかったのが不服。
ただし、今まで短編映画なんて全然観たことが無かったので
新しい扉を開いてもらったような気がしました。

で、最近映画のディレクションの授業で、
5人でグループになってとりあえず映像を1本撮れ、
というのがかなり楽しいです。

私の案を皆が気に入ってくれて、土曜日家に集まって
プランニングし、後は皆で好きな映画などを雑談。
今観るべき映画だとか、過去のメキシコ映画でオススメのものとか
無料映画情報とか、映画の講演情報とかいっぱい教えてもらいました。

日曜日は朝の9時半から集まって撮影開始。
大学の図書館前と空港で撮影してきました。

1時間遅刻してくる人やドタキャンする人などもいて
さすがメキシコ! と思いますが、その感じが心地いいかも。

知識不足、スペイン語能力不足はまだまだ感じるので
これから何とかエンジンかけて頑張ります。

先週観た映画は5本。何とか1日1本の割合では消化したいです。

ハビエル・バルデム来日

3月15日(土)『ノー・カントリー』公開に先駆けて
3月11日(火)に緊急来日し、記者会見を開くとのこと。
いいなあ…。
テレビなどチェックしておくといいかも。

『ノー・カントリー』公式サイト
http://www.nocountry.jp/

また、4月中旬公開の『今夜、列車は走る』の
ニコラス・トゥオッツォ監督も来日されるそうです。
3月20日(祝)にセルバンテス文化センター東京でプレミア試写会があるとか。
招待応募などもぜひチェックを。
3月15日(土)~22日(土)までの滞在だそうです。

テーマ : 映画ニュース
ジャンル : 映画

アルモドバルが母娘愛を描く『ハイヒール』

ハイヒール/ TACONES LEJANOS /HIGH HEELS[邦題/原題/英題]


TACONES LEJANOS01TACONES LEJANOS02

[基本データ]
■解説:母と娘の愛憎劇を愛情を時にシリアス、時にコミカルに描くアルモドバルの9作目。ビクトリア・アブリルがシャネル、マリサ・パレデスがアルマーニと着こなす衣装も見所。音楽は坂本龍一。

■あらすじ:レベッカ(ビクトリア・アブリル)の夫は人気歌手ベッキー・デル・パラモ(マリサ・パレデス)の母の元恋人。夫が殺された時、二人はやっと和解する。一方、その事件の判事(ミゲル・ボセ)はベッキーを真似るドラッククイーンだった。

■監督:ペドロ・アルモドバル/Pedro Almodóvar
■出演:ビクトリア・アブリル/Victoria Abril(Rebeca)、マリサ・パレデス/Marisa Paredes(ベッキー・デル・パラモ)、ミゲル・ボセ/Miguel Bose(レタル/ドミンゲス判事/ウゴ)、ハビエル・バルデム/Javier・Bardem
■脚本:ペドロ・アルモドバル/Pedro Almodóvar 
■製作:アグスティン・アルモドバル/Agustin Almodóvar 
■撮影:アルフレッド・マヨ/Alfredo Mayo
■音楽:坂本龍一
■上映時間:115分(公式サイトでは113分)
■ジャンル:ドラマ/コメディ
■製作国:スペイン/フランス
■配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
■公開年度/日本公開年度:1991年/ 1992年12月
■字幕:菊地浩司
■受賞暦:第6回(1991年)ゴヤ賞で助演女優賞など5部門でノミネート、第18回(1993年)セザール賞最優秀外国映画賞受賞:グラマド映画祭(ブラジル)で主演女優賞、監督賞、音楽賞を受賞、イベロアメリカ賞にノミネート

■参考WEB:(アルモドバル公式サイトより)http://www.clubcultura.com/clubcine/clubcineastas/almodovar/esp/peli_tacones.htm



[VHS情報]
HIGH HEELSHIGH HEELS
(1994/01/21)
ビクトリア・アブリル

商品詳細を見る

■日本VHS発売日:1994年1月21日
■販売元:ポニーキャニオン



[サントラ情報]
ハイヒール(サントラ)ハイヒール(サントラ)
(1992/07/17)
坂本龍一

商品詳細を見る

テーマ曲:Piensa en mi /LUZ CASAL
http://www.youtube.com/watch?v=83b_KNcduOk&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=BX_AAo2PoFM



[REVIEW・CRÍTICA]
■鑑賞日:2008年2月25日(DVD・自宅・一人)
■勝手に評価:[★★★--]
■勝手にジャンル:【恋人とは観たくない映画】【一人で観たい映画】


□アルモドバル作品は好きな方だが、シリアスさがコメディ要素に勝ってしまった感がある。終始ビクトリア・アブリルが思いつめた表情ばかり浮かべるせいか。

□色彩、音楽、衣装のバランスはさすがのアルモドバルワールドで見事。

□実はハビエル・バルデム目当てで鑑賞するも、テレビ局の助監督としての彼の出演シーンはごくわずか。しかしこの後の出演作『ハモンハモン』では主役級の役どころになったところをみると存在感は買われたのかも。色気ムンムン。しかも、この三作後に『ライブ・フレッシュ/Carne trémula(1997)』で重要な役に。ちなみにこちらの映画でも今の彼女ペネロペ・クルスと共演(一緒に出演するシーンは無いが)。

□刑務所で皆がメレンゲを踊りだすシーンが一番好き。

□ミゲル・ボセの歌うシーンは『バッド・エデュケーション/La Mala Educación (2004)』でガエル・ガルシアが歌う姿に重なるが、彼はガエルより魅力的かもしれない。予想以上に妖艶で、魅せられた。ただし判事役の時は…。もっともなこと!?に、実際にゲイで有名。ちなみに2007年はアルバム『Papito』が大ヒット。2007年のスペインを代表する1枚としてさまざまな賞にノミネートされた。ラテンアメリカ圏含む超有名歌手15人と全曲コラボの超贅沢アルバムで、次々シングルカットされ、今でもメキシコでよくかかってる。



[メモ]
□ここでテレビキャスターを演じたビクトリア・アブリルは次作『キカ/Kika (1993)』でもゴルチェを着て奇怪なテレビキャスターを演じる。テレビ・メディアへの皮肉表現も健在。

□今作はカルメン・マウラと決別し、ビクトリア・アブリルと組んだ二作目。すでに前作の成功もあってビクトリア・アブリルはスペイン・ヨーロッパのスターになっていた。

□アントニオ・バンデラスはハリウッド・デビューを優先。前作『アタメ私をしばって! ¡Átame!(1990)』を最後にアルモドバル作品から、そしてスペイン映画界から去ってしまう。代わりに無力を発揮したのがミゲル・ボセ。

□アルモドバルに出てくる女優を”アルモドバルの娘達/chicas almodóvar"と呼ぶが、Joaquin Sabinaが歌ってヒットした"Yo quiero ser una chica Almodóvar(1992)"では、カルメン・マウラとビクトリア・アブリルと共に、ミゲル・ボセも"女優"としてしっかり数えられている。
http://www.youtube.com/watch?v=9GYrO1-9CCo

□マリサ・パレデスはアルモドバル作品でも大女優、歌手などスター役を演じることが多いが、ここでもその貫禄と威厳をいかんなく発揮。

□いつも映画に端役で登場するアルモドバル弟のアウグスティンは写真屋の客の一人として登場。

□ポスターデザインはファン・ガッティ←スペインデザイン展で東京で鑑賞。かなり好み。映画の重要なモチーフのハイヒールと銃をこれ以上はないアイディアで融合。

□DVDスペイン語版はスペイン語字幕付き。日本ではまだVHSしかなく、DVDが発売されていない。



[関連情報]
□東京のインスティトゥト・セルバンテスでは3月1日土曜日から、毎週映画の上映を行うそう。3月はアルモドバルの初監督作品『Pepi, Luci, Bom y Otras Chicas del Montón(1980)』。日本ではビデオもDVDも未発売(字幕無し)なので、ぜひ。R18指定 各回 15:00~。
フランコ時代に規制されていたことを片っ端からやってみた感じの映画。この時代に、このぶっ飛び具合は信じられないが、これがアルモドバルのスタートなのかと思えば、その後がわりと納得できる。スペインの映画の授業で先生が見せてくれた時は、皆シーンとした。度肝を抜かれるシーン続出。
http://tokio.cervantes.es/jp/culture_spanish/culture_events/sabadodecine.htm

[↓↓ネタバレコメント・メモはコチラ↓↓]

続きを読む

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

映画の題名の訳し方

さて、ハビエル・バルデム。
お母さんやお兄さんとのキスやら
式の後のペネロペ・クルスとのショットなど
つい追ってしまいたくなるゴシップネタも多いのですが、
それは置いといて。

この作品『No Country for Old Men』は
日本語では無難に『ノーカントリー』とされ、3月15日から全国公開のようですね。

メキシコでもスペインでもとっくに公開されているのですが、
地下鉄で4駅くらいの一番近くの映画館では夜の22:30~しか上映せず。
メキシコで一人で観にいくにはあまりに怖い時間と映画の内容です…。
誰か一緒に観に行ってくれる人、もしくはちょっと離れているけど
早い時間に上映しているところに行こうか…。
それとも観なくてもいいですかね?ハビエル・バルデムを観たいということ
以外にはまるで食指をそそられないのですが…。

で、今回改めて気になったのが、映画タイトルの訳し方が
同じスペイン語圏なのに、国によって違う、ということです。
スペイン語圏だから一緒なんだろう、と思い込んでました。

スペインでは
No es país para viejos

ラテンアメリカ圏では
(少なくともメキシコ、アルゼンチン、チリ、コロンビアでは)
Sin Lugar Para los Débiles

内容は実際に観ていないので何ともいえませんが、
後者の方がニュアンスが伝わりやすいような気が。

しかしながら、
スペインのように、英語をそのままスペイン語に置き換えるものが
一般的ではないかと思いますが、
例えば、『ロード・オブ・ザ・リング/The Lord of the Rings 』などは
どこのスペイン語圏でも『El Señor de los Anillos』だと思います。

この辺は、すでに常識なのかもしれないんですけど、
スペインとラテンアメリカ圏では、
訳の仕方もかなり異なるでしょうから、
吹き替え、字幕ひとつとっても、
一緒に作業されることはないのでしょう。

映画雑誌類もスペインのものが手に入るかな、と思ったら
売っているのをみかけたことはまだありません…。
しかし、メキシコやアルゼンチンのような映画大国ならいざしらず
ほかのラテンアメリカ圏ではそれほど独自に動くわけではないのかもしれませんね。

英語圏やほかの言語での映画をどう扱っているか、ということに
今までそれほど目が向かなかったので、今後調べられたら嬉しいです。
(吹き替えにせよ、字幕にせよ、スペイン語圏以外のものは
スペインとメキシコシティ合わせても10本は観ていないと思います…)

もうひとつ。こちらで驚いたのは、スペインの映画界は
映画館だろうと、DVDだろうと圧倒的に吹き替えなのですが
ここ、メキシコではかなり字幕で見られているということ。
私は、スペインではマドリッドなどにいたわけではないので
都市の大きさの違いもあり、一概には比べられないのですが、
映画を観るにも作るにも、ここメキシコ・シティはなかなか
いい環境なのではないかと思っています。

テーマ : 第80回アカデミー賞
ジャンル : 映画

私の映画の好みと傾向

勢いでブログ作成したはいいですが、更新が滞っております。

とりあえず、プロフィールとして2008年3月5日時点での
主にスペイン語圏の映画の好み、傾向をあげておきます。
かなりスペイン映画に偏っていますが、
まだまだ知らないだけ、という気もするので、
これからチェックして、好みが変わってくるのが楽しみです。

■監督
-好きな監督
□フェルナンド・レオン/Fernando León de Aranoa
□ベニート・サンブラーノ/Benito Zambrano
□アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ/Alejandro González Iñárritu
□イシアル・ボジャイン/Icíar Bollaín
-気になる監督
□エミリオ・マルチネス・ラサロ/Emilio Martínez-Lázaro
□グラシア・ケレヘタ/Gracia Querejeta
□ペドロ・アルモドバル/Pedro Almodóvar
□フリオ・メデム/Julio Medem Lafont
□アレハンドロ・アメナーバル/Alejandro Aménabar
□ピラール・ミロ/Pilar Miró

■俳優
-好きな俳優
ギジェルモ・トロ/Gillermo Torro→ギジェルモ・トレド/Guillermo Toledo←自分で笑いました、この間違い。
□トリスタン・ウジョア/Tristán Ulloa 
□ガエル・ガルシア・ベルナル/Gael Garcia Bernal
-気になる俳優
□フェレ・マルティネス/Fele Martínez
□ハビエル・バルデム/Javier・Bardem
□ハビエル・カマラ/Javier Cámara

■女優
-好きな女優
□ナイワ・ニムリ/Najwa Nimri
-気になる女優
□ベロニカ・サンチェス/Verónica Sánchez
□パス・ベガ/Paz Vega
□カタリーナ・サンディーノ・モレーノ/Catalina Sandino Moreno
□カンデラ・ペーニャ/Candela Peña
□ペネロペ・クルス/Penélope Cruz Sánchez

■映画
-好きな映画ベスト10
□ハバナ・ブルース/Habana Blus
□ルシアとSEX/Lucía y el Sexo
□アモーレス・ペロス/Amores Perros
□靴に恋して/Piedras
□Princesas(日本未公開)
□ローサのぬくもり/SOLAS
□Flores de otro mundo(日本未公開)
□タパス/Tapas
□ダック・シーズン/Temporada de patos
□Reinas(日本未公開)

-そのほかのお気に入り
□天国の口、終りの楽園。/Y tu mamá también
□アナとオットー/Los amantes del Círculo Polar
□ハモンハモン/Jamón Jamón
□アタメ 私をしばって!/¡Átame!

-スペイン語圏以外で好きな映画
□バベル
□ステップ! ステップ! ステップ!

-過去に好きだった映画
□ベティ・ブルー
□ピアノ・レッスン
□ダンサー・イン・ザ・ダーク
□アサシン
□愛人/ラマン
□ラブ・ストーリー
□猟奇的な彼女
□オアシス
□永遠の片想い
□悪い男
□シュリ
□となりのトトロ
□翼をください
□コヨーテ・アグリー
□少林サッカー
□ナチュラル・ボーン・キラーズ

-好みのジャンル 
ドラマ、コメディ、ミュージカル

-苦手なジャンル 
ホラー、サスペンス
90年代以前の映画
アクション、SFもそれほど…

テーマ : お気に入り映画
ジャンル : 映画

最近の記事+コメント
カテゴリー
俳優/監督/国別映画検索
タイトル別映画検索
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
サルバドールの朝
それでも恋するバルセロナ
たちつてと
なにぬねの
はひふへほ
ハイヒール
バンデージ・ポイント
ボーダータウン 報道されない殺人者
まみむめも
やゆよ
らりるれろ
わ・数字
ABCDEFGHI
Backyard/El traspatio
Bajo Ju醇@rez: La ciudad devorando a sus hijas
JKLMNÑOPQ
Pepi, Luci, Bom y otras chicas del montón
RSTUVWXYZ
ブログ内検索
メキシコシティの時間
カレンダー
02 | 2008/03 | 04
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
FC2カウンター
現在の閲覧者数
PopUp WikipediaⅡ
俳優名など気になるキーワードを簡単検索! 記事中の用語をマウスで選択すると、Wikipediaの検索結果がポップアップ表示されます。
Wikipedia
developed by 遊ぶブログ
プロフィール

unica

Author:unica
【遊学ブログ】
情熱のスペイン語留学 
【仕事ブログ】
しだみえ道  
【スペイン語ブログ】
Mie con miel
【旅の記録ブログ】
27歳オンナ一人旅
こちらのブログはunica
(うにか)名義で投稿、
コメントしています。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログランキング
1日1クリックお願いです!
にほんブログ村 映画ブログ 単館・ミニシアター系映画へ
にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ
にほんブログ村 外国語ブログ スペイン語へ

FC2Blog Ranking

ブログ全記事表示

全ての記事を表示する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

最近のトラックバック
自分のブログ・RSSに登録
RSSフィード
FC2ブックマーク
☆☆☆☆☆
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。